5x4グリッド、上部の倍率リール、そしてエジプト神殿の背景が表示された Anubis Wrath のゲーム画面

PG Soft · 2024年5月 · 1,024通り

Anubis Wrath レビュー:倍率リールと蓄積型フリースピンを検証

RTP 96.75% · 高ボラティリティ · 最大配当 10,000倍 · デモ1,555スピンで検証

要点まとめ:Anubis Wrath の基本情報

項目内容出典
プロバイダーPG Softゲーム内
リリース日2024年5月LCB / PG Soft プレスリリース
グリッド5リール x 4段ゲーム内ルール
勝利通り数1,024通りゲーム内ルール
RTP96.75%casinolistings.com, chipy.com
ボラティリティプロバイダー確認済み
最大配当10,000倍ゲーム内ルール
最低ベット$0.20ゲーム内ルール
最高ベット$100.00ゲーム内ルール
ジャックポットなしゲーム内
ワイルドあり(第2~第5リールのみ)ゲーム内配当表
スキャッターあり(金色のスカラベ)ゲーム内
フリースピン基本15回(再トリガー可)ゲーム内ルール
フィーチャーバイ75倍(ベット$50まで)ゲーム内表示
カスケードありゲーム内
倍率リール各リール x3~x500ゲーム内ルール

RTPに関する注記:96.75%という数値はcasinolistings.comとchipy.comの両方で確認しましたが、PG Softの公式ゲームページではRTPは公開されておらず、仕様欄はダッシュ表示です。実際にライブカジノで有効なRTPは運営会社側が設定するため、実際に入金する前にゲーム内ヘルプで確認してください。

Anubis Wrath を無料で試す

Anubis Wrath のゲーム画面。上部に倍率リール、その下に5x4グリッドがあり、無料デモですぐ遊べる状態

PG Soft デモ · アカウント不要

ページ内で起動 · 仮想クレジットのみ

概要

今回の検証では、PG Soft提供の Anubis Wrath デモ版で1回$12のベットを固定し、合計1,555スピンを回しました。読み込み直後にまず目を引いたのは倍率リールです。メイングリッドの上に金色のタイルが5枚並び、各リールに1枚ずつ対応しています。しかも最初のスピン前から、すでにそれぞれx3~x500の値が表示されています。この帯はプレイ中ずっと表示されたままです。ジャッカル頭のアヌビス戦士シンボルが特定のリールに止まると、その上のタイルが有効化され、発動した全タイルの合計値がそのスピンの総配当に掛かります。PG Softは、この"回す前から見えている倍率"で緊張感を作っています。アヌビスがどの倍率を開放するかはまだ分からないのに、狙える数字だけは先に見えているわけです。

画面構成とゲームの仕組み

Anubis Wrath を起動すると、薄暗いエジプト神殿の内部が広がります。画面の両側には石柱が立ち、見えない位置の松明から琥珀色の光が差し込み、上部には霞のような演出も入ります。通常シンボルの中で最も存在感があるのはアヌビス戦士です。濃い青のジャッカル顔に金の鎧とエジプト風の頭飾り、そこに黄色く光る目が組み合わされています。通常シンボルとしての配当も最上位で、5個そろいでベット単位の50倍(4個で30倍、3個で20倍)。しかも同時に倍率リールの起動役でもあり、止まったリールの上にあるタイルを有効化します。

リールグリッドは横5、縦4の構成で、装飾は濃い金色を基調にまとめられています。グリッドの下にはアヌビスの頭部を模した像が左右に置かれ、その間に石板が並びます。さらにその下には、プレイ中の状況メッセージを表示する暗色の通知バーがあります。

倍率リールの仕組み

倍率リールこそが本作の中核です。各スピン開始時、グリッド上部の5つの位置には、それぞれx3~x500のランダムな値が表示されます。これらはリールが回る前から見えているため、アヌビスがどの倍率を起動するか決まる前に、各リールにどれだけの見込みがあるかを把握できます。

発動条件はシンプルです。スピン中に1個以上のアヌビスシンボルが特定のリールに止まると、そのリールに対応する倍率タイルが有効化されます。発動した倍率はすべて合計され、そのスピンの総配当に適用されます。アヌビスが1本のリールにだけ止まれば最低でも合計x3。別々の2本に止まれば最低x6。5本すべてのリールでアヌビスが発動すれば、5つのタイル合計となり、1スピンでx15から最大x2,500まで届く可能性があります。

この仕組みはカスケードとも直結しています。勝利シンボルが消えて新しいシンボルが落下したあとに連鎖が続いた場合でも、最初のスピンで発動した倍率はそのまま有効です。つまり倍率は最初の当たりだけでなく、連鎖を含めたスピン全体の総配当に掛かります。ゲーム内ルールにも「各スピンの終了時、倍率リールに1つ以上の発動した倍率がある場合、そのスピンの総配当は発動した倍率の合計で乗算される」と明記されています。

ひとつ注目したいのは、アヌビス戦士が二役を担っている点です。通常シンボルとして最も高配当である一方、倍率リールをオンにする役目も持っています。つまりアヌビスが出たリールは、通常配当への貢献と倍率発動の両方を同時に担います。

ボラティリティ:高 - 6段階中5セグメントが有効
RTP:96.75%(業界平均96.00%との比較)

フリースピンとフィーチャーバイ

フリースピン機能

5本のリール上のどこでも、金色のスカラベのスキャッターが3個以上停止するとフリースピン機能が発動します。3個で基本15回。3個を超えた分は1個ごとにさらに3回追加されます。再トリガーも可能です。

フリースピン中に最も大きく変わるのは、倍率の蓄積です。ベースゲームでは発動した倍率はその1スピンで使い切り、次でリセットされます。フリースピン中は、各スピンで発動した倍率がリール下部に表示される累積カウンターへ加算され、その合計が機能終了まで持ち越されます。ゲーム内ルールでは「いずれかのフリースピン中に付与された倍率は加算され、フリースピン機能終了までリール下部に残る」と説明されています。さらに各フリースピンでは「そのスピンの総配当は、発動した倍率の合計と、リール下部の総倍率の合計で乗算される」とされています。

この仕様があるからこそ、最大10,000倍という上限にも現実味が出ます。そこへ届くには、フリースピン全体を通して倍率が十分に積み上がること、そして同じスピン内でそれを活かせる大きなベース配当が出ること、その両方が必要です。要するに、フリースピン中に倍率が噛み合い、なおかつ十分なカスケード勝利も伴わなければなりません。日常的に出る結果ではありません。

スピン1,107付近でフリースピン発動。リール上に金色のスカラベのスキャッター、上部に倍率リールが見える
フリースピン発動 - スピン1,107で突入。金色のスカラベのスキャッターで機能が始まりました(ここでは2個が見えており、3個目は1.20の配当表示の背後)。このラウンドは29回まで伸び、254.5倍($12ベットで$3,054.00)を記録。今回のセッションで最高のボーナス結果でした。
フリースピン最終スピン。下部パネルに累計254.5倍、3,054.00、蓄積倍率x39が表示されている
ボーナス結果 - スピン1,107で始まったフリースピンから254.5倍($3,054.00)。LAST FREE SPINS パネルには累計3,054.00と、セッション中の最高値だった蓄積倍率x39が表示されています。

フィーチャーバイ

フィーチャーバイはメイン画面の専用ボタンから利用できます。価格はベット額の75倍で、ゲーム内では$6.00ベット時に$450.00と表示されていました(75 x $6 = $450)。今回のセッション条件である$12ベットなら、フィーチャーバイは$900です。ひとつ運用上の制限があり、ベット額が$50を超えると利用できません。ルールには「フィーチャーバイボタンはベット額$50.00まで利用可能」と明記されています。

最低ベットの$0.20ならフィーチャーバイは$15.00。1回$1ベットなら$75.00。利用上限となる$50では$3,750です。ただし、それを超えるベットではゲーム内ボタン自体が無効になります。

1,555スピンのデモ検証

今回のセッションでは、PG Softの提供するデモ版で1回$12ベットのまま、合計1,555スピンを回しました。

10
ボーナス発動回数
201.5x
セッション最高配当
+$6,188
最終収支
セッション統計:1,555スピン、ボーナス10回、最大201.5倍、収支+$6,188.40、総ベット$18,660、観測RTP133.16%

1,555スピンの結果は、フリースピン発動が10回(今回の試行では平均すると約156スピンに1回)、単一スピンでの最高配当が201.5倍($12ベットで$2,418)、最高ボーナスラウンドが254.5倍($3,054)、的中率は36%でした。おおよそ3回に1回のスピンで、カスケード込みの配当が発生した計算です。最長の連続ハズレは14スピン。最終収支は総ベット$18,660に対して+$6,188.40でした。

今回の観測RTP:総ベット$18,660に対して戻りは$24,848.40で、計算上は133.16%。公称RTP96.75%を前提にすると、1回$12ベットで1,555スピン回した場合の期待損失は約$606です。今回は10回のボーナスが入り、そのうち上位2回がそれぞれ254.5倍と151.2倍を記録したことが、大きくプラスに振れた主因でした。

Anubis Wrath のベースゲーム中のカスケード。第2リールでx25倍率タイルが発動し、ピンクのワイルドライン勝利が発生している
倍率リール作動中 - ベースゲーム中のカスケードで、第2リールのx25タイルが点灯し、ピンクのワイルドラインで配当が発生している場面(ここではWIN 78.00表示)。倍率リールはボーナス中だけでなく、通常スピンでも毎回機能します。

大きな勝利時には専用の演出が入ります。ベースゲームのBGMが止まり、青い肌を持つ全身像のアヌビス神が、紫の星空と金色のエジプト風アーチを背にして画面を覆い、中央に大きな金色の数字で配当額が表示されます。その後、演出が終わると再びリール画面に戻ります。今回のセッションでも、大きめのボーナス配当や上位スピンでこの演出が確認できました。

最長14スピンの空振りは、高ボラティリティ機としてはやや短めです。1,024通りの勝利構造は固定ライン型よりも部分的な組み合わせを拾いやすく、そのことが高ボラティリティでありながら36%という的中率を支えているように見えました。

セッションの推移

テスト上の限界:今回の検証はデモモードで、1回$12の仮想クレジットを使って行いました。1,555スピンという試行数では、長期的な回収率を信頼できる精度で推定するには不十分です。今回はフリースピンが10回発動したことで最終的にプラス収支になりましたが、別の引きなら結果は大きく変わっていたはずです。最大10,000倍に達する展開はこのセッションでは確認できず、単一スピンの最高は201.5倍にとどまりました。観測RTPの133.16%も、この試行特有のボーナス偏りを反映した値であり、長期的な目安にはなりません。また、取得したゲーム内ルール画面には「15回のフリースピン+追加スキャッターごとに3回増加」としか書かれておらず、再トリガーについては明記がありませんでした。一方で実際のプレイでは18~29回まで伸びたラウンドが複数あり、この点は再トリガー、あるいはその画面に表示されていない追加条件の存在を示している可能性があります。


長所と短所

長所

  • フィーチャーバイは75倍で、Pragmatic Playでよく見かける100倍水準より低め。しかもベット$50まで利用可能
  • 各スピン前に倍率リールの値が見えるため、アヌビスがどこを起動するか決まる前から各リールの期待値を把握できる
  • フリースピンでは倍率が機能全体を通して蓄積され、スピンごとにリセットされない
  • 1,024通りのカスケード構造で、固定ラインを追う必要がなく、どこからでも配当が成立する
  • 今回のセッションでは通常時の的中率が約36%で、最長連続ハズレも14スピンに収まった

短所

  • RTP 96.75%は集計サイト由来の数値で、ゲーム内ヘルプにもPG Soft公式ページにも掲載されていない
  • ワイルドは第2~第5リールにしか出ず、第1リールでは代用が利かない
  • フィーチャーバイはベット$50超で利用不可。最大ベット$100ではアクセスできない
  • 10,000倍上限を狙うには、フリースピン中に倍率が理想的に重なる必要があり、日常的に狙える結果ではない
  • モバイルの縦画面レイアウトでは、デスクトップ版よりプレイエリアが圧縮される

他機種との比較

項目Anubis Wrath (PG Soft)Gates of Olympus (Pragmatic)Chaos Crew 2 (Hacksaw)
RTP96.75%96.50%96.33%
最大配当10,000倍5,000倍10,000倍
ボラティリティ
倍率の仕組み発動タイルの合計値。FS中はスピンごとに蓄積グリッド上の倍率シンボル。カスケード単位各リールごとの倍率。乗算型
フィーチャーバイ75倍100倍約70倍
カスケードありあり(Tumble)あり

Anubis Wrath と Gates of Olympus の違い

どちらもフリースピン中に倍率とカスケードを組み合わせるタイプですが、設計思想はかなり異なります。Gates of Olympusでは、倍率シンボルがスピン中にグリッド上へ直接落下し、その特定のカスケード段階で発生した勝利に適用されます。一方の Anubis Wrath では、倍率はグリッドとは別に上部帯として常設され、特定シンボルであるアヌビスが停止したときに対応リールの倍率が発動します。さらに発動した倍率は合算され、各カスケードを含むスピン全体の総配当に掛かります。Gates of Olympus のフリースピンでは倍率カウンターはスピンごとにリセットされますが、Anubis Wrath ではフリースピン機能全体を通して累積します。この"積み上がるフリースピン倍率"は、Gates of Olympus の標準構造にはない特徴です。

Anubis Wrath と Hacksaw Chaos Crew 2 の違い

広く知られた機種の中で構造的に最も近いのは Chaos Crew 2 です。どちらもフリースピン中に各リール単位の倍率発動を扱います。ただし、計算方法が異なります。Chaos Crew 2 では倍率が各リール上の勝利に対して個別に作用するのに対し、Anubis Wrath では5本分の発動タイルをすべて合計し、その総倍率をスピン全体の配当に適用します。合算型は下限が安定しやすく、アヌビスが1回止まるたび最低でもx3が積み上がる一方、単独発動の爆発力という点では乗算型に及びません。また、Anubis Wrath では倍率リールがボーナス中だけでなく、通常スピンでも毎回機能します。

よくある質問

Anubis Wrath のRTPは?

96.75%です。casinolistings.comとchipy.comの両方で確認しました。PG Softの公式ページではRTPは公開されておらず、該当欄はダッシュ表示です。実際に各カジノで使われるRTPは運営側が設定するため、入金前にライブ版のゲーム内ヘルプで確認してください。

倍率リールはどう機能しますか?

各スピン開始時、メイングリッド上部の5枚の金色タイルに、それぞれx3~x500のランダムな値が表示されます。アヌビス戦士シンボルが特定のリールに停止すると、そのリールに対応するタイルが有効化されます。スピン終了時、すべてのカスケードが終わった後で、有効化されたタイルの合計値がそのスピンの総配当に掛け合わされます。

Anubis Wrath の最大配当はいくらですか?

賭け金の10,000倍です。これはゲーム内ルールに明記されています。上限はベースゲームとフリースピンの両方に適用され、合計が10,000倍に達した時点でそのスピンは終了します。

フリースピンはどう発動しますか?

5本のリール上のどこにでも金色のスカラベのスキャッターが3個以上出現すると発動し、基本15回のフリースピンが付与されます。3個を超えるごとに追加で3回ずつ増えます。再トリガーにも対応しています。

フリースピンはベースゲームと何が違いますか?

ベースゲームでは、倍率リールの値はその1スピンにだけ適用され、次のスピンへは引き継がれません。フリースピン中は、各スピンで発動した倍率がリール下部の累積カウンターに加算されていきます。各フリースピンでは、そのスピンで発動したタイルの倍率と、機能中にそれまで積み上がった合計倍率の両方が適用されます。

フィーチャーバイの価格はいくらですか?

賭け金の75倍です。ゲーム内では、1回$6.00ベット時に$450.00と表示されることで確認できます。フィーチャーバイを利用できるのはベット額が$50までで、それを超えると無効になります。

Anubis Wrath はモバイルで遊べますか?

はい。PG Softのデモ版は縦長レイアウトで読み込まれます。モバイル画面にも対応しており、倍率リールや操作ボタンも表示されたままですが、デスクトップ版よりプレイエリアはややコンパクトです。

Anubis Wrath の開発元とリリース日は?

開発元はPG Soft(Pocket Games Soft)、リリース日は2024年5月28日です。日付は、その日にLCBが報じたPG Softのプレスリリースに基づいています。

このレビューの作成根拠
RTP 96.75%はcasinolistings.comとchipy.comの両方で照合。両サイトとも同じ数値を示した一方、PG Soft公式ゲームページでは公開されておらず(ダッシュ表示)、ゲーム内にも表示なし
最大配当10,000倍はゲーム内ルール「The maximum win amount is 10,000x of the bet amount」から直接確認
ワイルドの挙動(第2~第5リールのみに出現し、スキャッター以外を代用)はゲーム内配当表で確認
倍率リールのルール(各リールx3~x500、発動倍率の合計を総配当に適用)はゲーム内ルール文を参照
フリースピン中の蓄積仕様はゲーム内ルールで確認。フリースピン中に得た倍率は、機能終了までリール下部に保持される
フィーチャーバイ75倍はゲーム内で確認。$6.00ベット時に$450.00と表示(スクリーンショット03.webp)。ベット$50までという公開ルール上の制限とも一致
デモ検証:2026年7月、PG Soft提供の直リンクデモで1回$12ベット、合計1,555スピン。ボーナス発動10回(すべてフリースピン)をラウンドごとに記録。最高ボーナスはスピン1,107の254.5倍
マアトの羽根の配当値(5個=20、4個=15、3個=6、いずれもベット単位)は、セッション中の実際の当選ポップアップで確認
ボラティリティは高と分類。プロバイダー確認済みであり、今回の結果(1,555スピンでボーナス10回、セッション最高201.5倍)とも整合的
リリース日は2024年5月28日。LCBが報じたPG Soft のプレスリリースを出典とし、casinolistings.comでも独立に確認
3.8/ 5
Alex Reeves の総評。 Anubis Wrath は、平均よりやや高めのRTP 96.75%に加え、しっかり個性のある"蓄積型倍率フリースピン"が魅力です。一方で、RTPが集計サイト頼みで公式公開されていない点、第1リールに出ないワイルド、そして75倍かつ$50超で使えなくなるフィーチャーバイはマイナス要素です。
Alex Reeves

レビュー担当:Alex Reeves - 1,555スピン、PG Softデモ、2026年7月

Alexはカジノ業界アナリストであり、元ソフトウェアQAエンジニアです。レビューでは、セッション記録、複数ソースでのRTP照合、配当表の計算など、検証可能なデータを軸に評価しています。